日本共産党の田村智子委員長は15日、国会内で記者会見し、消費税減税が国政の一大争点になっているが、「財源確保と一体で提案してこそ安定的で恒久的な消費税減税を実現することができる」と強調しました。
田村氏は、自民党が「財源がない」ことを唯一の理由に消費税減税を拒否している中、しっかりした財源を確保することと一体に減税を提案してこそ自民党との論戦に対峙(たいじ)できると指摘。「大企業と富裕層への減税・優遇を見直すことで恒久的財源を確保する。公正な税制への改革と一体となった日本共産党の提案が消費税減税への確かな道だ」と述べました。
国民民主党やれいわ新選組が財源を国債=借金とし、公明党も赤字国債発行を「選択肢としている」と説明していることについて、「税収を赤字国債で賄うのはあまりにも無責任な提案だ」と批判。「これでは財源をどうするかという国民の不安に応え、自民党を追い詰めることにはならない」と強調しました。
田村氏は、財源と一体となった提案を国会で大いに議論し、消費税廃止を目指し「一律5%への減税への道をなんとしても切り開いていきたい」と表明しました。
2025年5月16日(金) しんぶん赤旗
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