日本社会党結党80年・社民党30年交流の夕べが23日、都内の憲政記念館で開かれ、日本共産党の田村智子委員長、小池晃書記局長が出席しました。
田村氏は来賓あいさつで祝意を伝えるとともに、17日に福島瑞穂党首ら社民党役員と会談し、高市政権のもとでの大軍拡や改憲など反動的な動きに立ち向かい共同を広げようと確認したことを紹介。「しっかりした共同を国会内から外に広げることが、自民党政治を終わらせ、新しい政治を切り開く最も確かな力になります」と語りました。
田村氏は、日本の過去の植民地支配・侵略戦争に対し反省の意を表した1995年の村山首相談話について、「その核心的な中身を次世代に受け継がなければならない」と指摘。東アジアの平和、アジア諸国との信頼・友好関係を築くために、同談話の立場を堅持することを日本政府に求めていこうと呼び掛けました。
夕べでは、福島党首とラサール石井、大椿裕子両副党首があいさつ。福島党首は主催者あいさつで、高市政権発足で「新自由主義、戦争への道、憲法改悪、差別排外主義、歴史修正主義が強まることを懸念している」と述べ、「立憲野党と連携し、幅広い市民のみなさんと政治を変えていきます」と抱負を語りました。
立憲民主党の近藤昭一代表代行、新社会党の岡崎ひろみ委員長らが参加。岡崎氏は、戦争をさせず憲法を生かすために「共同の力をつくらないといけない」と述べました。
2025年10月24日(金) しんぶん赤旗

