日本共産党の田村智子委員長は23日、国会内でイランのペイマン・セアダット駐日大使の訪問を受け、イラン戦争をめぐる情勢について会談しました。
セアダット大使は、6月の米トランプ政権との覚書の締結で希望が生まれたが、米側が再び外交を断ち切りイランへの大規模攻撃を始めたと指摘。橋や医療施設などの社会インフラと民間人に犠牲が出ているが、トランプ大統領は非人道的な軍事的威嚇を続けており、国際社会は戦争犯罪を黙認してはならないと訴えました。
田村氏は、攻撃再開が「互いの主権および領土保全を尊重し、互いの内政への干渉を控えること」などを約束した覚書を破るものであり、「国連憲章・国際法違反の行動を繰り返してきたトランプ政権に戦争終結の第一義的責任がある」と強調しました。
その上で田村氏は、イランと世界に深刻な影響を与えている戦争を一刻も早く止め、双方が覚書の立場に戻ることを強く願っていると表明しました。両氏の意見交換では、イラン・米国の交渉を仲介してきた諸国が役割を発揮できるよう促すことが重要だと指摘されました。
田村氏は、戦争反対の世論・運動を広げるとともに、日本政府に対して、停戦と戦争終結のために外交努力を強めるよう求めたいと述べました。
会談には、日本共産党の田川実国際委員会事務局長とイラン側からベヘザット・ホシャンダム3等書記官が同席しました。
2026年7月24日(金) しんぶん赤旗

