ともここらむ

ともここらむ
7月15日を忘れない。戦争法案の強行採決、国会取り巻く怒りの声

「どうしてNHKが国会中継をしていないのか」「衆議院のネット中継も回線パンクで、見ることができない」「議員さんから、情報発信して」

午前10時頃、私の事務所にこんなSOSの声が届きました。衆議院の安保法制特別委員会、強行採決が狙われていると、緊張感に包まれるもとでのことです。

以下、私が院内テレビを視聴しながら、同時並行でFacebookに書き込んだ内容からの抜粋。

*現在、民主党3人目、辻元議員が質問。イラク派遣の際に陸上自衛隊が作成した行動資料、黒塗りでは議論にならない。黒塗り部分を明らかにした資料の提出もないままに採決はできない、委員長に資料提出をと求めるも「後刻、理事会で協議する」とも言わない。採決して、この特別委員会の役割を終えようとしているため。(10時50分過ぎの投稿より)

*維新の党の質問。「昨日の委員会は定例日ではないから、民主党、共産党が審議に応じられないと言った、これは理解できる。私たちは対案を出したから、対案の審議をと出席した。しかし、対案を提案してまだ3日。もっと審議をやろう」と、「採決は認められない」という態度を表明。
何度説明しても納得いかないと、野党が言い、国民が言っている。政府が「もういいだろう」ということにはならないと主張。正論です。現在時刻11時23分。これから維新の二人目。その次が、日本共産党・赤嶺議員。

*日本共産党・赤嶺政賢議員の質問始まる。
赤嶺「イラク派遣の陸上自衛隊の資料は、いつ全面開示するのか」
中谷「理事会の決定に従う」
赤嶺「ならば理事会協議を」と求め、質疑中断。11時42分現在

*12時10分、赤嶺議員が質問の最後に「17日に委員会を行う動議」と発言。委員長が即座に、理事協議も行わず「動議の採決」を宣言。「起立少数で否決」とし、続けて「質疑終局」を一方的に提案し採決。赤嶺議員の質問がいつ終わったのかも分からない状況。委員長はさらに、討論を行うことを宣言。自民党・維新の党・公明党が討論。議場は騒然としたまま。おそらくテレビ以外はなんの発言も聞こえていない。

*12時22分、委員長、採決を宣言するが、議場には聞こえていないどころか、中継では委員長の姿も見えない。何を採決しているのか、テレビでも委員長の声は聞き取れない状態に。委員長立ち上がり、叫ぶ。12時24分、内閣提出法案を読み上げているような声が途切れ途切れに聞こえるが、何を言っているのかわからない。わからないはずなのに、与党議員が起立。

 

「シェアします」のコメントが次々に書き込まれていきました。委員長自らが質疑打ち切りの宣言をするとは。これまでは与党議員が「質疑打ち切り、採決」の「動議」を出すというやり方でしたが、委員長が官邸と「一体化」したということです。

この日、夜遅くまで、怒りの声が国会を取り囲みました。大学2年生の息子からも「これから国会、今日は返りません」という連絡が夫のもとに入りました。老いも若きも、自分の意志で、自分の人生に照らして、黙ってはいられないと立ち上がった。歴史的なたたかいは、ここから始まったのだと、言えるように私もたたかいます。


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