活動報告

活動報告
未曾有の豪雨災害のさなか石井国土交通大臣はカジノ実施法を優先

昼に行われた日程協議の理事懇談会では、まず自民党から、カジノ実施法案(IR整備法案)を、10日に総理+石井大臣で6時間、12日、石井大臣のみで6時間、13日参考人質疑という提案が再度示されました。

これに維新をのぞく野党が猛反発。
私も次のように主張。
「石井大臣は、IRつまりカジノ担当大臣として委員会対応することになる。いまは、国交大臣として災害対応に集中すべき。私は法案を廃案にという立場だが、100歩譲って、臨時国会で審議すればいい。これだけの災害なのだから補正予算含めて、早い時期に臨時国会は必要になるだろう。いま、IR法案を急ぐ必要は全くない」

自民党は、「持ち帰る。野党の意見は政府にも伝える。理事懇談会は本日中に再開することとして、いったん休憩をしてほしい」と。
公明党の発言も、「救命最優先。一方で・・・」の後が、聞き取れないほど小さな声。

いまだ被害状況の全容もわかっていない、このときに、政府も国会議員も、まず災害対応に全力をあげるべきです。

断続的に行われた日程協議で、明日10日、カジノ法案6時間の審議を内閣委員長の職権で決めてしまいました。
公明党の石井大臣は、国交大臣としての立場を脇において、カジノ担当大臣として委員会に出席し、6時間も、カジノのために力を集中するのです。

いま急いで審議する理由がどこにあるのか。継続審議という扱いもあるではないか。私は何度も問いました。
自民党の回答は「重要法案として今国会に提出したから今国会での成立を願いたい」
誰にとっての重要法案なのか。安倍総理にとって、ではないのか。
本当に許せない。これだけ人命が奪われ、今も助けを求めている人がたくさんいる。
国民にとって、何が重要かは明らかです。

災害についての質問にも対応することを約束していると言い訳していますが、国交大臣としての所管委員会は国交委員会です。
内閣委員会への出席はまさにカジノのため。政府は、災害対応よりも、カジノを優先したと言わざるを得ません。
それに今は、一刻を争って、人命救助に全力を挙げる時で、災害対応の質疑も、その後で良いのです。

午後5時半頃、国民民主、立憲、共産、希望の会の理事懇談会に出席したメンバーで共同の「緊急ぶらさがり記者会見」。厳しい抗議と怒りの会見となりました。

西日本で未曾有の豪雨災害が起きている時に、「カジノ」「リゾート」という審議がどうしてできるのか。

災害は発生から72時間が決定的といわれている。救助を待つ人たちが現にいるときに、なぜカジノの審議なのか。

そもそも官邸は、豪雨予測への対応も遅れた。さらに対応を間違えれば、国民の大きな批判を受けることになる。それを承知のうえなのか。

などなど、私を含め、上記の野党はまさに猛抗議。

委員長は、「災害対応も重要だが、法案審議も重要」と判断をくだしてしまいましたが、内閣委員長、柘植芳文氏は、岐阜県出身。私は「委員長の地元も大変な被害の最中ではないか」と指摘もしたのに、どんな思いで判断したのか。
委員長にこういう判断を迫った力はどこからきたのか。

明日、委員長職権で委員会を行ったとしても、さらに先の審議をするかどうか、再度の検討が必要です。
参議院の良識を示すべき。政府が災害対応に集中できるよう、当然の判断を引き続き求めます。(facebookページより)

参院内閣委員会理事懇談会終了後、野党抗議の会見


 


 |