活動報告

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所持金200円 雨の中 探し/コロナ年越し村 開始前から相談者

 日本労働弁護団や幅広い労働組合の有志が取り組む「年越し支援・コロナ被害相談村」(東京都新宿区立大久保公園)は30日、雨のふるなか開始時間前から相談者が訪れ、前日の倍近い111件の相談がありました。

 「久しぶりにおなかが満たされ、ほっとしました」。こう話す男性(39)は、11月末に配送業務の派遣を切られて仕事がなく、所持金も200円に。コンビニで携帯電話を充電してネット検索で見つけた相談村に夜も歩いてたどり着き、食料支援を受けました。「どこの区役所が開いているのか分からない。行政は情報をまとめてほしい」と話しました。

 関東の温泉旅館で住み込みで働いていた男性(53)は、コロナで仕事がなくなり、ネットカフェに寝泊まりしながら、コンビニへの派遣でしのいできました。「1月4日から旅館で働く予定ですが、コロナでどうなるか分かりません」と不安を語りました。

 ベトナム留学生の男性(28)と女性(25)は、日本の知人から紹介されて相談。介護の特定技能資格があると分かり就労手続きを進めることになり、「助けてもらってありがとうございます」と表情をゆるめました。

 日本共産党の田村智子副委員長が激励し、相談者から話を聞きました。


2020年12月31日(木)しんぶん赤旗


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