全国港湾（全国港湾労働組合連合会）は２９日、横浜市で結成５０周年記念祝賀会を開きました。

　同日の定期大会で新委員長に選出された真島勝重氏は、「５０年前、沖縄の日本返還などの時代背景のもと、反合理化闘争などから産業別労働運動を強化しようと結成された」と指摘。「多くの労働者が疲弊している現状を打破するため、労働者の団結が求められている。企業の枠を超えた全国港湾の労働運動を発展させる。若者が働きたいと思える産業とするため、関係行政や港湾関係諸団体とも力を合わせる」と強調しました。

　日本港運協会、港運同盟、国交省、厚労省からあいさつがありました。

　政党あいさつで日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は、「港湾の発展には、そこで働く労働者の権利の向上、賃上げが不可欠です。史上最高益となっている商船の利益が港湾労働者に回り、日本の玄関である港湾が発展するよう、みなさんと団結して頑張る」と述べました。

2022年9月30日(金) しんぶん赤旗