活動報告

活動報告
都議選・参院選躍進で生きづらさ解消へ/全国女性共産党後援会が決起集会/田村委員長、党役割語る

 東京都議選と参院選挙での日本共産党の躍進に向け4日、全国女性日本共産党後援会と党ジェンダー平等委員会は決起集会を党本部とオンラインをつないで開きました。田村智子委員長が、要求対話の声も紹介しながら、ジェンダー平等など政治を変える日本共産党の役割を語りました。

 各地の参加者がオンラインで発言。三重県のあやさんは、出産できる病院、小児科のかかりつけ医、保育園、学童を「探す地獄」、子どもが病気をすれば職場に頭を下げなければならない「謝罪地獄」と、生きづらさを語り、ジェンダー平等を目指す日本共産党と一緒に闘う決意を述べました。

 茨城県の鈴木民美(ひとみ)さんは、子どもが行き過ぎた競争や管理教育などにより不登校になったこと、その思いを書いた手紙を吉良よし子参院議員が国会で取り上げ、「学校が変わらなければならない」と文科相に迫ってくれたと語りました。

 沖縄県の東江(あがりえ)真澄さんは、生まれ育った宜野湾市では世界一危険な普天間基地があり、事件、事故、環境破壊などに脅かされていると告発。平和と豊かさがあふれる沖縄に向け、共産党とともに政治が暮らしの基盤だと伝えていきたいと話しました。

 東京都のごまちゃんは、物価高騰の深刻さや、仕事と家の行き来だけで、自分の時間がないとして「生きるための仕事のはずだ」と語りました。

 田村氏は、日本共産党が取り組む要求対話・アンケートが、新しいつながりを広げていることを紹介。寄せられた声を紹介しながら、国民の声で政治を動かす党の役割を語りました。

 物価高騰への不安に対して、やるべきことは、消費税減税、すべての働く人の賃上げ、社会保障・教育予算を増やすことだと断言。年収別の税負担割合のグラフ、軍事費だけが突出して増額となる2025年度予算のパネルを示して、国会での党の先駆的な論戦を紹介しました。

 「選択的夫婦別姓をもう実現してほしい」――田村氏は、明治時代の民法で「家制度」と「夫婦同姓の強制」が始まるまで、夫婦別姓だったなど、党の国会論戦で明らかにした事実を紹介。妨害勢力の本音は「家父長制」にあると指摘し、人権の問題として、「選択的夫婦別姓、同性婚、結婚の自由を闘いとろう」と呼びかけました。

 「生理用品をトイレに置いてほしい」との声に応えて、党地方議員も議会で取り上げ、取り組みが進んでいると報告。生理を穢(けが)れ、中絶を恥や罪にまでしてきた時代を、多くの女性たちの運動が変え始めていること、性教育を弾圧してきた自民党の責任に言及し、性と生殖に関わることは、女性の権利だと強調。古い殻を打ち破ろうと呼びかけました。

 また「自分の時間がない」との声に、子育て中の生活をリアルに紹介して、男女賃金格差の是正・賃上げとともに、「7時間労働制」を目指して、自分のための「自由な時間」、豊かな生活の実現のために頑張りたいと話しました。

 「子育て支援はどの党も手柄にするのでは」という声に、新日本婦人の会が、学校給食無償化の請願署名に賛成した政党・会派はどこかと会員にアンケート調査をしたところ、共産党が99・4%とダントツだったと紹介。さらに不登校の問題にも触れて、子育てを自己責任にしない確かな立場を語りました。

 最後に田村氏は、要求対話とともに、党を大きくしてこそ選挙に勝利できると強調し、平和と自由を貫き、戦前から男女同権を掲げて闘う日本共産党への入党を呼びかけました。


2025年4月6日(日) しんぶん赤旗


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