活動報告

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建設国保強化求める/全建総連東京都連が国会要請/田村委員長あいさつ

 全建総連東京都連は11日、建設国保の予算を大軍拡のために削減させず、育成・強化を実現させるよう求める国会要請行動に取り組みました。

 衆院第2議員会館で開いた集会であいさつした山本亨委員長は、健康保険証の新規発行を停止し、マイナンバーカードを保険証代わりに利用する「マイナ保険証」の問題点を指摘し、「国会要請行動で社会保障予算の拡充を求めていこう」と呼びかけました。

 全建総連本部の中原収社会保障対策部長は、物価高騰の中でも建設産業の実質賃金は上がらず、他産業の平均年収を下回る中で、「働く仲間の暮らしと生活は大変だ」と指摘。「国保組合が果たしてきた役割は大きい。国保の拡充こそが求められている」と訴えました。国保組合への国庫補助を大軍拡の犠牲にさせないため、要請行動が重要だと強調しました。

 要請項目は、国民医療への公費助成拡充▽医療費の自然増などを適切に算定し、国保組合国庫補助の現行水準にとどまらない拡充▽建設国保を育成・強化▽建設国保の歴史的経過を踏まえた制度の安定的運営―などを求めています。

 日本共産党の田村智子委員長があいさつし、「『けがと病気は自分持ち』という苦しみから皆さんが歴史的につくりあげてきた建設国保を守るためにがんばる。同時に建設業の消費税負担は深刻であり、減税へと全力をあげる」と述べました。


2025年6月12日(木) しんぶん赤旗


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