![]() (写真)訴える田村智子委員長=13日、京都府城陽市 |
日本共産党の田村智子委員長は参院選投票日(20日)前の最後の日曜日となった13日、京都府城陽市で、井上さとし比例候補、倉林明子京都選挙区候補らと、比例5議席への躍進と選挙区での倉林氏当選の「ダブルの勝利」をと多くの市民に訴えました。
公示後2度目となる京都入りした田村氏は、「政治を変えてくれ」という声が街にあふれていると述べ、自民・公明を少数に追い込み新しい政治に進むかどうかは共産党が議席を伸ばせるかどうかだと強調。「全国のお知り合いに、比例は日本共産党と広げてほしい」と熱く呼びかけました。
田村氏は演説の前に行った市民との懇談で、陸上自衛隊祝園(ほうその)弾薬庫へのミサイル配備計画に「私たちの町が攻撃の対象になるのでは」と不安の声が出ていると紹介。トランプ米大統領のもとでアメリカいいなりの大軍拡・戦争国家づくりを進める危険性を告発し、「最も現実的な安全保障は紛争を戦争にさせない外交だ」「大軍拡ときっぱり対決し、平和の外交を求めているのは日本共産党だけ。この議席を減らすわけにはいかない。伸ばしてほしい」と述べると、会場は大きな拍手に包まれました。
井上氏は、共産党が提出した企業・団体献金禁止法案の答弁にも立ち金権腐敗の政治と闘ってきた実績や、男性に比べ絶対数が少ない女性用公衆トイレの改善に向け論戦を重ね、イベントなどで男女の混雑に差が出ないよう政府が主催者に緊急通達を出したことを紹介。「みなさんの声が政治を動かした」と語りました。
倉林氏は、病床削減を進める政治に立ち向かってきた論戦を紹介し、命を守る決意を述べるとともに、北陸新幹線京都延伸計画を「ごり押しする首謀者」が自民党現職だと批判し、「市民のみなさんと3度着工を止めた。立場の違いを超え新幹線(延伸計画)を止めよう。その願いの1票をかき集めよう」と呼びかけ大きな拍手を浴びました。
田村氏は同日、滋賀県大津市内での街頭演説で、さとう耕平・滋賀選挙区候補とともに、参院選勝利を訴えました。
さとう候補は「自民党政治を変え、差別や分断を許さず、個人として尊重され、共に生きていくことができる社会をめざす」と力を込めました。
2025年7月15日(火) しんぶん赤旗