![]() (写真)声援に応える倉林明子選挙区候補(左)と田村智子委員長=18日、京都市山科区 |
参院選投票日まであと2日に迫った18日、日本共産党の田村智子委員長は、京都、大阪両市をまわり、街頭から「最後まで『比例は共産党』の支持を1票、2票、そして10票と全国に広げに広げてほしい」と訴えました。京都市では倉林明子、大阪市では清水ただし両選挙区候補とともに、「大激戦の選挙、何としても勝ち抜かせてほしい」と熱く呼び掛けました。
京都市山科区と大阪市内3カ所でマイクを握った田村氏は「自民、公明を参院でも少数に追い込む可能性が開けてきた。どの政党が伸びれば『変えたい』との思いが政治に届くか」と問いかけ、▽消費税を減税させる▽医療・介護の崩壊を食い止める▽差別とたたかう▽戦争する国づくりを許さない―など共産党議席の確かな力について話しました。
導入前から消費税とたたかい、廃止、減税を求め続けているのが日本共産党だと述べ、「本気で減税、廃止に向かわせる、だから責任ある財源論を示している」と強調。大企業、富裕層に応分の負担という財源提案を選挙戦でも石破茂首相に迫り、大企業に税を負担する力があると認めさせたとして、「消費税減税できない理由を木っ端みじんにして、論戦では勝負あった。あとは共産党の議席が伸ばせるかどうかだ」と語り、日本共産党の躍進でこそ消費税減税が実現すると説きました。
また、国会に差別とたたかう議席が必要と述べた田村氏は、外国人差別をふりまく党が注目されると、これに自民党や政府も迎合していると厳しく批判。党創立から「人間の平等」を掲げる日本共産党を伸ばしてほしいと力を込めました。
比例5議席にまだ届いていないと述べ、「比例は共産党と、全国に広げてほしい。力を貸してほしい」と呼び掛けました。京都では「倉林さんの宝の議席を渡すわけにはいかない。自民現職を追い落とそう」、大阪では「大阪の四つの議席、自民、公明、維新の独占を打ち破る」と訴えました。
田村委員長とともに倉林・清水候補訴え
![]() (写真)清水ただし選挙区候補の勝利を訴える田村智子委員長=18日、大阪市都島区 |
倉林明子京都選挙区候補は「自民党に追いついた、大接戦大激戦です。京都の2議席を自民と補完勢力に独占させるわけにはいかない。私の勝利が自公を少数に追い込む。北陸新幹線延伸を中止に追い込む。何としても勝ち抜かせてください。比例は全国どこでも共産党と広げてください」と呼び掛けました。
清水ただし大阪選挙区候補は「当落線上に猛追しています。押し上げてください。自民・公明・維新や排外主義の潮流に大阪の議席を独占させるわけにいかない。消費税減税、医療破壊ノー、カジノストップの願いは党派を超えて共産党と清水ただしにお寄せください」と訴えました。
2025年7月19日(土) しんぶん赤旗