活動報告

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参院選開票進む/田村委員長が会見

日本共産党の田村智子委員長は20日午後11時40分ごろ、党本部で記者会見し、次のように述べました。
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 ご支持いただいた有権者のみなさん、ご支援いただいたみなさんに心からお礼を申し上げます。

 大激戦の東京選挙区で、吉良よし子さんの3期目の議席を勝ち取ることができたことは大きな喜びです。サポーター、ボランティアのみなさんにも駆けつけていただき勝利を得たことは今後の活動に生かしていきたいと思います。比例代表では小池晃書記局長の当確が出ましたが、最終的な結果は見守っていきたいと思います。

 選挙全体は自民・公明の与党が過半数割れの見込みとなっています。私たちは、昨年の総選挙に続いて、自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせて、新しい政治の展望を開くことを大目標としてたたかってきました。選挙の直前では、立憲民主党の野田佳彦代表との合意のうえで、32の1人区のうち17で候補者の一本化をすることができました。多くの選挙区で自民党に打ち勝つという情勢をつくることができています。衆院に続き参院でも自公を少数に追い込む結果となることを、心から歓迎します。

 今回の国民の審判で一番象徴的なのは、物価高で暮らしが大変なときに「消費税を守り抜く」といった自民党に対して厳しい審判が下ったことです。日本共産党は、消費税減税を責任ある財源論とセットで訴え抜いてきました。この政策論戦は大きな手応えがあり、国会論戦と選挙戦での論戦を通じて、消費税減税ができないという理由を木っ端みじんに論破しました。ここに確信を持ち、自民党政治を変えるために力を尽くしていく決意です。

 総選挙の時には自公が少数に追い込まれたことで、自民党は野党を取り込むことで延命を図る戦略に出ました。これからこうした動きが強まると思われます。各党の立場が問われます。私たちは自民党と正面から対決し、対案も示してきました。市民と野党の共闘で政治を変える立場を誠実に貫いてきました。選挙後もこの立場を貫き、自民党政治に代わる新しい政治への道が切り開けるように全力で取り組んでいく決意です。

 最後に、この選挙戦では、排外主義、事実に基づかない外国人への攻撃がふりまかれました。多くの市民のみなさんが怒りを持って抗議する姿がみられました。日本共産党は、排外主義・差別を許さず、国会内外で闘うことを表明します。


2025年7月21日(月) しんぶん赤旗

 

 


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