日本共産党の田村智子委員長は25日、国会内で記者会見し、極右排外主義とのたたかいは、「言論には言論で」の大原則を貫くという立場を表明しました。
これにかかわって田村氏は、22日の会見で、ヘイトスピーチへの市民の対応について、「そういう言動自体を聞こえなくさせる抗議行動を市民のみなさんがやってきていることを、これはあると思う」とのべたことについて、次のように表明しました。
「22日の会見でも繰り返しのべたように、『市民の行動の是非についてコメントをすることは適切ではない』というのがわが党の立場であり、22日の会見でのこの部分の発言は、この立場に照らして適切ではなく、撤回します」
田村氏は、「なお、22日の会見でのべたのは川崎などでのヘイトスピーチに対してのものであって、参政党の街頭演説についてのべたものではありません」とのべました。
田村氏は、「極右排外主義とのたたかいは、『言論には言論で』の大原則を貫くということが日本共産党の方針だ」と強調。抗議行動に日本共産党員が参加する場合の具体的な抗議のあり方については、「それぞれの党組織の中で議論していきたい」と語りました。
2025年8月26日(火) しんぶん赤旗
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