活動報告

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自民政治破綻/石破首相、退陣へ/辞任は当然/自民全体の責任/臨時国会開き民意に応えよ/田村委員長が会見

 日本共産党の田村智子委員長は7日、石破茂首相の辞任表明を受け、党本部で記者会見し、「石破首相の辞任は当然だ」とした上で、「問われているのは自民党全体の責任だ」と強調しました。

 田村氏は、裏金問題への無反省や物価高に対する経済無策、アメリカ言いなりの大軍拡など、自民党の政治路線や政治姿勢に対して衆院選に続き、参院選で国民が厳しい審判を下したと指摘し、「これは首相が辞任して終わる問題ではない。自民党全体の責任が問われている。自民党政治そのものを終わらせることにしか打開の方向はない」と強調しました。

 また、参院選後1カ月半にわたり続いた自民党の醜い権力争いをさらに続けて政治空白をつくるべきではないと指摘。消費税減税など国民の切実な要求やアメリカ言いなりの大軍拡、イスラエルによるパレスチナ・ガザでのジェノサイド(集団殺害)の問題での日本政府の対応など多くの課題が問われているとして、「早く臨時国会を開いて国民の要求に応えていくべきだ」と強調しました。

 記者団から「今後自民党にどう対峙(たいじ)し、何を迫っていくのか」と問われて田村氏は、1点目に自民党総裁選を延々と繰り広げるのではなく早期に臨時国会を開き、国民の暮らしなどの問題を早急に議論しなければならないと指摘しました。

 2点目に田村氏は、「自民党の政治を終わらせ、新しい政治への展望を切り開いていくために野党がどうするのかが問われている」と強調しました。日本共産党が第6回中央委員会総会で“新しい国民的・民主的共同”をつくることを呼びかけたことに言及し、国民の暮らしを犠牲にしてきた大企業の利益最優先とアメリカ言いなりの政治路線がこのまま続いても行き詰まった政治は打開できず、自民党政治に代わる新しい政治が求められていると指摘。「新しい政治といったときに、国民がどこに期待を寄せ、どこに希望を見い出せばいいのかという方向性を示していくことが求められている。そのために、大いに国民の中に打って出て、多くの市民や団体、自民党とたたかう姿勢を持つ野党と協議していきたい」と表明しました。


2025年9月8日(月) しんぶん赤旗

 

 


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