活動報告

活動報告
高市政権と正面対決/共同広げ共産党大きく/赤旗信州秋まつりで田村委員長

 7年ぶりとなる第41回赤旗信州秋まつりが26日、長野県松本市で開かれました。政治プログラムでは、日本共産党の田村智子委員長、藤野やすふみ元衆院議員(衆院比例候補)、井上哲士前参院議員、武田良介前参院議員(衆院長野4区候補)、平あや子前参院比例候補らがあいさつしました。

 田村氏は、自民党と日本維新の会による高市連立政権が樹立した激動の国政状況、自民党政治を終わらせ新しい政治をつくる展望について演説。日本共産党を大きくすることの意義を語り、「高市政権が最後の自民党政権といえるようなたたかいで、新しい政治への扉を開けよう」と呼び掛けました。

 田村氏は、21日に発足した高市政権が、憲法9条改定、大軍拡、社会保障改悪、「スパイ防止法」制定など悪政を進めようとしていると指摘。これに反対する声をあらかじめ締め出すため、衆院議員比例定数削減を狙っているとして、「戦後最悪の政権になる危険な政権と、正面から対決する」と表明しました。

 福島瑞穂党首ら社民党役員と17日に会談し、平和と暮らし、民主主義を守るため共同することで確認したことを紹介。「確かな共同の旗をたて、その姿を国民の前に現し国民にも広げることが、自民党政治を終わらせ新しい政治をつくる確かな力になる」と強調しました。

 田村氏は同時に、「自民党はかつてないほどの存立の危機に陥っており、土台はもろく弱い」と指摘。公明が連立を離脱しても、「政治とカネ」に無反省で「国民の怒りがわかっていない」「自民党の延命のために、維新や国民民主党はとりこまれ、参政党が協力をしていけば、これらの政党が国民との矛盾を抱えることになる。その先は、自公連立崩壊と同じ道ではないか」と述べました。「裏金政治を暴き追及してきた日本共産党と怒りの世論が激動の情勢をつくり出している。いま、私たち共産党が強く大きくならなくてどうするかという思いだ」と訴えました。

 「なぜ、日本共産党を大きくすることが必要なのか」―田村氏は、▽財界・大企業最優先▽アメリカいいなり―の政治のゆがみをただす党の立場を提示。そのなかで、「あまりにひどい搾取をただして、富をもっと働く人へ、国民へ」といえるのは、日本共産党だからこそだと強調。志位和夫議長の『Q&A いま「資本論」がおもしろい』を使った対話宣伝でのやりとりも紹介し、「苦しみの根源、社会を変えてきた人々のたたかいの歴史を学ぶことで、いまの政治や社会を変える大きな展望をもつことができる。私たちとともに学び、たたかい社会をかえよう」と入党を呼び掛けました。

 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員、社会民主党の中川博司県議、信州市民連合の又坂常人共同代表、宮下健彦・中川村長があいさつしました。杉尾氏は「立憲勢力がともに力を合わせ」高市政権に対抗していく必要性を説き、野党統一候補が参院選で5連勝を果たしている「信州で示した力を全国で広げよう」と訴えました。


2025年10月27日(月) しんぶん赤旗

 

 


 |