活動報告

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希望持てる道を一緒に/田村委員長、改革の展望語る/6人入党/札幌でトークセッション

 日本共産党の田村智子委員長を迎えた「たむともトークセッション」が15日、札幌市内で開かれました。暮らしと経済、日本の軍備、教育、未来社会など、若い世代・真ん中世代からの多様な質問に、田村氏が答えながら日本共産党の改革の展望を語りました。第2部の懇談では「入党の呼びかけ」を読み合わせ、6人が入党を決意しました。

 全北海道にユーチューブ配信されたトークセッションは、まず参加者がスピーチ。「学費が年間160万円の大学を子どもが受験する。自分も奨学金返済に苦しんだ。日本の未来を支える子どもに予算を」「建設業で働いているが、夏は熱中症で仕事ができないほど。対症療法とともに温暖化を食い止める根本的な問題解決を」など要求を語りました。

 田村氏への第1問は「高市政権の支持率が高くて不安。物価高で生活が大変。共産党はどのようにして政治を変えるのか?」。高市政権に「期待する」という人も、何を期待するのかを聞かれると回答がない―そうした対話の経験を紹介した田村氏は「いま政治に何をしてほしいですか」と問いかけました。予算委員会での論戦も紹介しながら、給料アップや学費値下げなど切実な要求を阻んでいる自民党政治を告発。「財界・大企業最優先」「アメリカいいなり」のゆがみを正す改革の展望を語りました。

 「日本共産党は軍事同盟をどこまで認めるのか?」―田村氏は先制攻撃の戦略を持つ米国との軍事同盟の危険性を指摘し、軍事同盟の解消を目指すと述べた上で、緊急の課題として、集団的自衛権のもとで外国を攻撃する自衛隊にしてはならないと強調しました。また、長射程ミサイルの大量配備ではなく、平和の国際秩序こそが必要だと述べました。

 その他、「社会主義・共産主義はどんな社会か」「日本共産党を大きくするにはどうしたらよいか」などの質問にも時間いっぱい答えました。最後に、田村氏は、自民・維新の高市連立政権となり、改憲の動きなど「不安や危機感をもつ方は大勢いるでしょう。危険な方向に進むのか、それとも希望がもてる方向に政治を進めるのか、この分かれ道に、一人ひとりがどう政治に立ち向かうかが問われています。ともに希望を語り、希望を開くために共産党に入ってほしい」と訴えました。


2025年11月16日(日) しんぶん赤旗


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