活動報告

活動報告
「憲法守れ」を圧倒的多数派に/東京大集会に5万人/田村委員長があいさつ

 日本国憲法施行79周年の3日、憲法を守り生かそうという行動が全国各地で取り組まれました。東京都江東区の東京臨海広域防災公園では「つながろう 憲法いかして平和な世界を! 2026憲法大集会」(同実行委員会主催)が開かれました。この間の国会前行動などに参加した市民も加わり、5万人(主催者発表)が「憲法改悪絶対反対」「憲法守れ」と声をあげました。

 憲法共同センター共同代表の秋山正臣さんが主催者あいさつ。「憲法大集会を結節点に、憲法を生かし平和・命・暮らし・人権を守っていこう」と強調。9条改憲を許さない市民運動が重要だとして「草の根の地域、職場から声をあげていこう。9条改憲を許さない一点で国会議員とも連帯し、9条を守っていこう」と呼びかけました。

 スピーチでノンフィクション作家・日本ペンクラブ前会長の吉岡忍さんは「『スパイ防止法』や『国旗損壊罪』などを制定する動きは、日本という国家を肥大化させるテコになっている。『強い国』の行き着く先が『戦争できる国』だ」と発言。一般社団法人Colabo代表の仁藤夢乃さんは「戦争で真っ先にないがしろにされるのは女性、子どもの人権。人権を守るため、これからもつながり私たちがいることを示し続けよう」と述べました。

 市民連合の佐々木寛共同代表が連帯あいさつ。同実行委員会の菱山南帆子さんが憲法9条を読み上げました。

 日本共産党の田村智子委員長、立憲民主党の吉田忠智常任幹事会議長、れいわ新選組の山本譲司幹事長、社民党の福島瑞穂党首、「沖縄の風」の伊波洋一参院議員があいさつ。中道改革連合がメッセージを寄せました。田村氏は「5・3集会は憲法9条守れの国民の圧倒的多数派をつくるキックオフ集会だと決意して参加している」と強調しました。高市早苗首相が“この1年で改憲発議のめどをつける”と発言した焦点が9条にあることは明らかだと指摘。日本国憲法こそ世界に平和をもたらす確かな力だと強調し、「改憲・軍拡反対の圧倒的世論を国民の中に広げる先頭に立って奮闘する」と表明しました。

 「同じ映画を何回も見る映画好きの会」というのぼりを掲げて参加した東京都江戸川区の女性(45)は「小学校の先生が涙ながらに『平和憲法は世界の宝』と言っていたのを今になって実感している。憲法を変えさせてはいけない」と語りました。

 

 日本共産党の田村智子委員長が3日の「2026憲法大集会」で行ったあいさつは次の通りです。


 みなさん、こんにちは。日本共産党の田村智子です。(拍手)

 戦争反対、憲法守れ―この声が幾度となく国会を包み込むという希望。かたや、国会の中では改憲派が圧倒的多数を占めるという、かつてない危機。こうしたもとで、5月3日、憲法記念日を迎えました。

 私はこの5・3集会を、どんなことがあっても揺るぎない「憲法守れ」の圧倒的な世論をつくる、「憲法9条守れ」の国民の圧倒的多数派をつくる、そのキックオフの集会だと決意して参加しています。(大きな拍手)

 高市首相は、この1年で改憲発議のめどをつけると、こんなことまで発言をしています。その焦点が憲法9条であることは、この間の政治の動きを見れば明らかだと思います。

 集団的自衛権の行使容認、そして「専守防衛」を投げ捨てた、外国を攻撃する長射程ミサイルの配備。国際紛争を助長しない、「死の商人国家」にはならないという国是である武器輸出の禁止を投げ捨て、殺傷武器まで輸出を全面解禁してしまう。

 自民党などは「憲法に自衛隊を書き込むだけだ」と言います。書き込めばどうなるか。最後の縛りともいえる海外派兵、これを阻止する力が打ち破られてしまうのではないでしょうか。(拍手)

 憲法とは何か。国民が国家に二度と戦争をさせないという「縛り」ではないでしょうか。この縛りを破り捨てることを、絶対に許すわけにはいきません。(拍手)

 圧倒的な世論をつくっていくためには、自民党のさまざまな議論を、私たちで打ち破っていくことが求められています。「戦後かつてない安全保障環境の『悪化』」と言いますが、悪くしているのは誰なのか、と言いたい。(「そうだ」の声)

 国連憲章を踏みにじり、無法の戦争を繰り返す米国・トランプ政権に、「戦争をやめろ」と、なぜ言えないのか。(拍手)

 自らの「台湾発言」で中国との関係を最悪にし、その発言の撤回もせず、危機をあおり、軍拡まであおる―こんなことを断じて許すわけにはまいりません。(拍手)

 憲法9条は、国際紛争を「武力の行使」「武力による威嚇」で解決することを放棄しています。平和的手段での解決を求めています。憲法前文は、すべての国の国民に平和的生存権―恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生きる権利―を掲げています。

 この憲法こそが、世界に平和をもたらす最も確かな力ではないでしょうか。(拍手)

 憲法9条を守り生かせ、改憲反対、軍拡反対―この圧倒的な世論を国民のみなさんの中に、全国津々浦々に広げていく。その先頭に立って奮闘する決意です。ともに頑張りましょう。(大きな拍手)


2026年5月4日(月) しんぶん赤旗


 |