活動報告

活動報告
田村委員長と対話90分/大阪 高校生サマーセミナー開く

 日本共産党は26日、「高校生サマーセミナー2026in大阪 田村智子・共産党委員長と話そう」を大阪市内で開きました。高校生セミナーは4回目、大阪での開催は初めてです。「田村さんに会ってみたい」「同世代と交流したい」と、大阪を中心に27人の高校生が参加しました。政治や学校教育、子どもの権利などについて田村さんや高校生同士でたっぷり3時間、真剣に語り合いました。ノートに細かくメモをとる人もいました。

 五つのグループでの自己紹介の後、田村委員長との一問一答が90分間止まることなく続きました。田村委員長からの逆質問もあり「『ストリート対話』みたいだね」と笑い合いました。

 最初に手を挙げた高校生は、国旗損壊処罰法や副首都法の強行採決に「与党の独裁が目に見えてひどくなっている。自民党や日本維新の会への怒りや思っていることを教えて」と質問。「国会のあり方がひどいです」と田村さん。「与党は数の力で、問題点を指摘されても聞く耳を持たずに法案を採決する。法案が通されてからニュースになって国民が驚く事態になっている。対話がない政治は民主主義の危機です」と語りました。

 高校1年生は、「『15~49歳の1人の女性が一生の間に産む子どもの平均を示す合計特殊出生率が2100年にはどのような定義になっているか』という期末試験に出た設問に挑戦してください」と出題。田村さんは「そんな難しい試験問題が出されるの?」と言いながらも、「2100年には、合計特殊出生率が問題にされる社会にしたくないですね。子どもを産むか産まないか、結婚をするかしないかは一人ひとりの生き方に関わることです。出産する・しないという女性の決定権が保障される社会にしたい」と答えました。

 高校3年生は「日本は子どもの自殺が過去最多を更新中です。子どもが死にたくなるような社会になりつつあるいま、まわりに死にたい子がいたら田村さんはどんな言葉をかけますか」と質問しました。田村さんはしばらく考え、「死にたいくらいつらいことからは逃げていい、逃げる権利があると言いたい。何が生きることをつらくしているのか、政治が一番耳を傾けないといけない課題ですね。みんなの意見も聞かせて」と呼びかけました。幅広い年代でつくる読書会に参加しているという高校生から、「図書館や、文化、芸術でつながったコミュニティーが居場所になると思う」との意見が語られました。

 「学校に行ったら競争させられる。家庭がしんどい子も、学校が逃げ場にならない。教育から競争をなくしてほしい。どうしたら緩和できるか」と尋ねられ、田村さんは「私はテストをなくしたい」と即答。「大阪ではテストの結果で学校の順位が決められ、下位の学校は予算を減らされ統廃合されていく。大阪維新の会が進める競争の押し付けをやめさせたい。教育を競争から解放するために頑張りたい」と話しました。

 一問一答のあと、田村さんは高校生のグループトークを回り交流。高校生は「共産党がめざす未来は資本主義のまま、よりよい方向に向かうのか、それとも社会主義をめざすのか」と質問。田村さんは、まず資本主義の中で民主的改革をすすめ、国民の多数の合意で社会主義・共産主義をめざしていることを説明。そのなかでアメリカ言いなりの根本にある日米安保条約を廃棄し日米友好条約を結ぶと話しました。初めて聞く話に驚いた様子の高校生に、どの大国の側にも立たず自主自立の立場で平和の地域をつくっているASEAN(東南アジア諸国連合)の事例を詳しく紹介し、「日本もそこに参加していく」と話すと、高校生たちはうんうんとうなずいていました。

 交流後、田村さんは「対話で考えさせられることがたくさんありました。また対話しましょう」とあいさつしました。

 京都の高校1年生は「こういうイベントがあると友人から聞いて、直接話が聞きたいと思って申し込みました。政治のことを学校でも話題にしていきたい。意見が違う友人とも対話していくことが大切だと感じました」と語りました。


2026年7月27日(月) しんぶん赤旗


 |