日本共産党 田村智子
コラム

【09.10.15】比例代表の候補者として発表されました

小池晃さん(東京選挙区)とともに

新政権が誕生してから、政治の舞台は激動が続いていますが、この1週間ほど、私自身も激動の日々を送ってきました。

2日前、10月13日、日本共産党の第9回中央委員会総会で、来年の参院選挙を比例代表の候補者としてたたかうことが発表されました。
私の活動エリアは、神奈川県、千葉県、山梨県、そして東京都。
2年前、私が立候補した東京選挙区は、小池晃参院議員(党政策委員長)が立候補を表明しました。

午前中、会議の場で紹介され、昼食休憩の時間に記者会見。
翌日(昨日)は、引き続き会議に参加していたのですが、昼食休憩時間には、比例の予定候補者そろっての写真撮り。
「田村さん、もっと笑って」と何度も言われてしまいました。

1週間ほど前まで、来年の選挙は、「候補者になりかわって」と街頭演説をすることになると思っていました。
葛飾で都議選挙に立候補することになったときは、「国政への思いを断ち切る」と宣言してのたたかいでした。

それからの約2ヶ月間、政治革新への思いは変わることなく、
とくに総選挙後の日々の政治の変化に、躍動感を抱きながら、自分の出番はどうなるのかと思い続けてきました。

新宿駅西口で、若者と街頭相談活動にあらためて立ち、
また、葛飾区の区議選挙にむけて予定候補者の方々と駅頭での宣伝にも立ち、
20〜40代のなかに、政治への関心がいよいよ高まっていることも実感してきました。

総選挙後、「いよいよ来年は田村さんの出番ですね」と少なくない方に声をかけていただき、そのたびに、「はい、がんばります!」とは返事ができないことにもどかしさも感じました。

比例代表で、という相談があったのは発表の1週間ほど前のことです。
最初に聞いたときには、驚きしかありませんでした。次には戸惑いの気持ちも起こりました。
「断ち切った道」「断ち切った思い」をつないでいいのだろうか、という迷い。
これだけの激動のときに、政治を変える最前線に立ち上がりたい、という気持ち。

どうしたら私は、有権者の前で約束してきた政策を実現できるのか、
議席に届かなかった一昨年の参院選挙、今年の都議選のあと、思い続けてきたことが、結果として自分の背中をおしました。

「75歳以上の高齢者医療費無料化」「返済の必要のない奨学金」
都議選挙で、私たち日本共産党だけがかかげた「くらし応援」の政策が、
形はそのままではないにしても、新政権の仕事してとりくまれようとしている。
くらしの要求を掲げるだけでなく、実現する時代にしていきたい――

私が時を待たずして国政に挑戦する、それが、これまで支援してくださったみなさんに、どう受け止めてもらえるのか、不安もありました。

けれど、発表の直前にこのことを知った何人もの方が、満面の笑顔で「本当によかった」と手を握り締めてくれました。
発表を聞いて思わず歓声をあげた、涙がこみあげた、と何人もの方から連絡もいただきました。
発表を中継でみていた方からは、「参議院選挙にむけて、晴れ晴れとした気持ちでがんばれる」と嬉しい感想もよせていただきました。
比例代表から東京選挙区へ、「なんとしても選挙区で議席を獲得して、躍進につなげる」という小池晃さんの決意にも、大きく励まされました。
こうしたみなさんの思いに接するたびに、私も何度も涙ぐみました。

活動範囲が広がり、学びこともこれまでの何倍にもなるでしょう。
家庭との両立にもあらたな挑戦が必要になるでしょう。
これまで以上に多くのみなさんに支えていただくことにもなるでしょう。

今度こそ、私自身も議席に届いて、そして東京選挙区での議席を奪還して、
新しい時代を政治の舞台で切り拓いていきます。

ホームページも近く、大きくリニューアルします。
神奈川、千葉、山梨のみなさん、どうぞよろしくお願いします。
また東京のみなさんはじめ、これまで応援いただいたみなさん、これまで以上の叱咤激励を心からお願いいたします。