コラム
【13.06.01】にっぽん子育て応援団のシンポジウムに参加
「男子よ、妻子をいだけ」の名言――その意味は?
にっぽん子育て応援団結成4周年記念フォーラム。
政党代表で、第二部のシンポに参加しましたが、「実に面白い」!(テレビドラマの影響が…)
私たちの政策と、この企画が共鳴したと実感できる展開だったのです。
消費税の1%を子育て支援に、と求めて結成したという、この応援団。
第一部では、内閣府からの子ども子育て新システムの説明や、子育て支援に熱心に取り組んでいる自治体のディスカッションという企画。
さて、「各党に聞く」はどんな内容になるだろうと思いながら会場へ。
勝間和代さんの司会、樋口恵子さんがコメンテーター、公明党、みんなの党、民主党、そしてわたしというメンバー。(自民党、社民党は、メッセージでの参加でした。)
最初の5分発言。他党からは子育ての予算をどうしたとか、妊婦健診や予防接種どうしたとか、国と地方の役割とか。なんだか抽象的な話がほとんど。
これって、参加者の関心にかみあってるのか?と思いながら、聞いていました。
私の発言は…。
�ゝ紛曚硫歛蠅箸靴董�認可保育所の増設が必要。
国有地を安くまたは無償で自治体にかしてほしいと予算委員会で質問した。麻生財務大臣はシブい答弁。
土地はある、保育所などにつかわないと、民間売却でマンションになって、また待機児童が増えてしまう。
��長時間労働や深夜労働が野放し。これでは男性どころか、女性も育児休業をとりにくい。人間らしい働き方への規制が必要。
�I坩造鰺燭┐襪里任呂覆�、不安を取りのぞく政策を。
教育費はいくらかかるのか、という不安に加え、例えば小学生から英語教育。1才から始めないとダメでは、など不安ばかりが広がる。
大丈夫、どの子も必ず力をのばせるよ、という教育など、不安を取り除くことが大切。
この不安のところで、大きくうなづく女性の姿が見えました。
その後の討論は、待機児童と長時間労働に集中していきました。私の問題提起が、そのまま討論のテーマになった格好です。
こうなると、他党と共産党の違いがますます鮮明に。
「どうして長時間労働がそのままなんですか」と勝間さんのつっこみ。
残業は割増賃金になるのだから、これを徹底すればいい、という公明党とみんなの党。
それは甘い!と、内心叫びながら、ここぞ出番と発言。
労働基準法では8時間労働と決められていて、組合と会社の協定がなければ残業はさせてはならないはず。これさえ知られていない。
協定も、月100時間超えるものでも、労基署はそのままうけとるだけ。
「労働時間は、労働者と会社の契約だから法律で規制すべきでない」というのが日本政府立場。
欧州の規制を参考にして、連続した休養時間とか、残業の上限を定めるべき。
働き方の問題が中心になったのは、安倍総理が打ち出した「3年間抱っこし放題」(育休3年)、少子化担当大臣のプラン「女性手帳」への反発が強かったからだと感じました。
樋口恵子さんは、これらは女性は家庭にいるのが当然という、古い考え方が滲み出ていると強く批判。
男性も子どもを抱っこする権利がある、2歳を過ぎれば、子どもは他の大人にも抱っこしてほしいと感じるようになる、なぜ母親と子どもの関係だけにしてじまうのかーーこの指摘は新鮮でした。
樋口さんからは、保育士の待遇があまりにも低すぎると、怒りをこめた発言も。
北海道では、正規雇用の保育士は3割台、地方では保育士の初任給平均が10万円というところも。
この指摘に、公明党からは、待遇改善予算をあらたに確保したことが、みんなの党や民主党からは地方に財政移譲をすればという発言。
私は、株式会社が参入してチェーン店で保育所を運営しているが、本部上納金など多額にまわしている。運営交付金の人件費割合を定めるなどすべき。公立保育所をつぶしてきたことも問題、かつて東京は公私間格差是正の補助金で私立保育所での待遇改善をしてきたーー言いたいこと、思い切り言えました。
最後は、地方自治体につくられる子ども子育て会議への提案をと、各党に求められました。
私の個人的見解ですがとしたうえで、「構成メンバーの半分は女性にしてほしい。当事者の意見反映のために、SNSの活用も」と提案。
これは、スタッフに大変喜ばれました。女性が政策決定に参加するという目標が脇におかれて久しい、これを苦々しく思っている女性は大勢いるのです。
シンポジウムの最後、樋口さんから名言が飛び出しました。
「男子よ、妻子をいだけ」ーー長時間労働への怒りがこの一言に込められたのです。
このシンポ、民主とみんなの党は、後ろに引っ込んだ感がありました。
私たちは長年、この問題での運動と論戦がある、私も6年前の参議院選挙での政策検討以来の蓄積があります。
その違いもまた確信になったシンポジウムでした。

