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【08.07.27】トンネル建設反対 700人が天狗パレード・八王子
高尾の森 子に残そう
「トンネルストップ」「お山を守るぞ」―。天狗(てんぐ)みこしを担いだ若者たちの声が街なかに響き渡ります。圏央道(首都圏中央連絡自動車道)高尾山トンネルの建設に反対する「天狗の集会とパレード」が二十七日、東京都八王子市の高尾山ろくで行われ、七百人が参加しました。
子どもたちが読み上げた「豊かな森が千年の森として生き続けてほしい」との「高尾山宣言」を確認。約八キロの道のりをパレードしました。
集会では、橋本良仁実行委員長が「圏央道計画が明らかになってから二十四年間、自然を壊すな、無駄な高速道路をつくるなと訴え、超党派のたたかいが広がった。トンネルを止めるため、大きな支援を」とあいさつ。
トンネル建設中止を国に求める「高尾山天狗裁判」の吉山寛原告団長、鈴木堯博弁護団長が裁判の現状を報告し、「よみがえれ有明海」訴訟や、八月から都にぜんそく医療費助成を実施させる東京公害患者の会、各地の圏央道反対運動の代表が交流しました。