活動報告

活動報告
自民新総裁に高市氏/反動ブロックに立ち向かう新しい共同の発展を/田村委員長が会見

 日本共産党の田村智子委員長は4日、党本部で記者会見を開き、自民党の新総裁に高市早苗前経済安保担当相が選出されたことについて、「1カ月前の第6回中央委員会総会で、反動ブロックの危険に立ち向かう新しい国民的・民主的共同を呼び掛けたが、その共同を広げ発展させていくことがいよいよ求められ、大切になっていると受け止めている」と述べました。

 田村氏は「総裁選で自民党は、末期的、危機的な状況に陥りながらも、補完勢力を取り込み、行き詰まった自民党政治を延命させようとしていることが露呈した」「(今後は)補完勢力を取り込み、社会保障など国民生活の破壊、大軍拡への暴走、憲法と民主主義の蹂躙(じゅうりん)、ジェンダー平等への逆流など、日本の政治に深刻な逆行をもたらす危険がある」と指摘。その上で、「こうした危険な逆行を許さず、暮らし、平和、人権の各分野で、新しい政治へ日本が向かうよう、日本共産党はがんばっていきたい」と抱負を語りました。

 高市新総裁に期待できることを問われた田村氏は、高市氏が総裁選で、裏金議員の復権を唱え、消費税減税という国民が一番求めていることに何も語らず、アベノミクス継承の立場を示し、大軍拡、日米同盟強化を唱えたと指摘。「何ら期待することはない。まさに自民党政治を終わらせていく以外に行き詰まった状況を打開することはできないことが改めて示されている」と語りました。

 田村氏は、初の女性総裁誕生について問われ、「自民党という政党そのものがジェンダー平等について妨害勢力であり、高市氏自身がジェンダー平等や、女性の人権前進について最も強い妨害者の一人だ」と述べました。


2025年10月5日(日) しんぶん赤旗

 

 


 |