日本共産党の田村智子委員長は16日、国会内で記者会見し、立憲民主党の野田佳彦代表が「安保法制を直ちに廃止しなければいけないということではない」と述べたことについて「わが党として看過できない」と批判しました。
野田氏は15日、日本維新の会、国民民主党との党首会談で、安保法制制定から10年間で「明らかに違憲の状態だったといえるようなことは、私の知る限りではない」「安保法制を直ちに廃止しなければいけないということではない」と述べたと記者会見で明らかにしました。
田村氏は、「安保法制の問題はまさに今、政治の熱い焦点だ」と指摘。集団的自衛権の行使容認と安保法制に基づき、外国を攻撃するミサイルが全国に大量に配備され、日本が戦場になることを前提にした共同訓練が行われているとして、「今行われている大軍拡や、戦争国家づくりに対してどう立ち向かうのかが野党には問われている」と述べました。
2025年10月17日(金) しんぶん赤旗

