活動報告

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憲法生かし平和築こう/公布79年、国会前でコール/田村委員長あいさつ

 日本国憲法が公布されて79年の3日、全国各地で憲法を守り生かそうと求める宣伝や講演会が行われました。国会正門前では、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクション主催の憲法アクションが取り組まれ、強風のもと2300人(主催者発表)が参加。「守れ!生かせ!憲法」「させるな大軍拡」とのボードを持ち「改憲反対」「高市政権みんなで倒そう」とコールしました。

 開会あいさつで、戦争をさせない1000人委員会の染裕之さんは、高市政権が“異次元の軍拡”に突き進むもと、平和と民主主義を誓った戦後の原点を見つめ直すことが戦後80年に問われると指摘。「平和憲法の理念のもとに、世界の恒久平和実現へ不断の努力を続けよう」と述べました。

 市民がスピーチ。国際ジャーナリストの伊藤千尋さんは「世界は混乱に陥っているが私たちは分かっている。憲法9条の79年の歴史を世界に広げよう」、平和を求め軍拡を許さない女たちの会共同代表の前田佳子さん(日本女医会会長)は「平和は諦めない人の手によってつくられる」と発言し、ライターの和田靜香さんのメッセージを代読しました。

 日本共産党の田村智子委員長、立憲民主党の阿部知子衆院議員、社民党のラサール石井副党首があいさつ。田村氏は、高市自民・維新連立政権の危険性を指摘しつつ、「その足元はもろくて弱い」と述べ、基地強化などが進む自治体での懇談を紹介。「今の大軍拡、9条改憲の動きは『戦争だけはだめだ。平和で安心して暮らせる街であってほしい』という願いすら破壊するものだ。国民とは相いれない。危険な高市政権を短命に終わらせ、憲法輝く新しい政治をともにつくろう」と呼びかけました。「沖縄の風」の伊波洋一参院議員のメッセージが紹介されました。

 参加した東京都八王子市の野田洋美さん(56)は「高市政権になり、何か言わないと賛成したことになってしまうと思い、ここに来ました。改憲の動きを知っている人が職場に少ない。憲法は守るべきものだと言いたい」と語りました。


2025年11月4日(火) しんぶん赤旗

 

 


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