ともここらむ

ともここらむ
2019年、最初の街頭演説

2019年、最初の街頭演説。「後ろがうるさくて聴きにくいと思いますが、話す方もやりにくい。それでも心を込めてお話しします」、右翼の街宣車がすぐ近くまで押し寄せていたのです。

妨害の中で、まずお話したのは、今上天皇の誕生日にあたって述べられた言葉。
「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」

明治、大正、昭和は、いずれも国会が存在し、男子普通選挙制度も確立していきました。
しかし国民が軍隊に入り、他国民の命を武力によって奪っていった。ついには日本にも凄まじい戦火が襲ってきた。しかし、平成という時代は、戦争によって誰も殺さず、誰も命を奪われなかったーーこのことを思うと、天皇が声を震わせて述べられた言葉に、私は素直に感動しました。

同じ時代に湾岸戦争、アフガン攻撃、イラク戦争などが起きたことを考えると、日本国憲法の力を実感するのです。

さらに演説の最後には、東京オリンピックに向けたラストイヤーとして、他国の方々と幸せを共有できる社会をつくろうと呼びかけました。
外国人労働者受け入れ法案の強行成立があったからこそです。

安い賃金で文句も言わずに働くから、人手不足のきつい仕事に外国から労働力を持って来れば良い、こんなことで、オリンピックを成功させられるのか。

昨年12月、国会閉会後、私は参議院の調査団としてベトナムに行きました。これから日本で働くという18歳〜20歳ぐらいの若者たちに会いました。キラキラと輝く笑顔を前に、家族のもとを離れて、彼ら彼女らは、どんな人生を歩むことになるのか、日本で理不尽な仕打ちを受けることがあってはならない、そう考えると涙がこみ上げました。

日本人も外国の人も、誇りとやりがいを持って働ける労働条件にすることが、政治のやるべきこと。その政策を私たちも探求しなければなりません。

選挙の年こそ、新しい時代を切り拓く年にしよう!
この思いをたくさん込めて(込めすぎてかなり時間オーバーしてしまいましたが)、元気に(妨害に抗するため力が入りすぎましたが)、2019年の活動スタートです。


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