活動報告

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三重県議への殺害予告/多重の犯罪で脅迫、卑劣/田村委員長「許されない

 日本共産党の田村智子委員長は3日、国会内での記者会見で、「生理用品をトイレに」とSNSに投稿した吉田紋華(あやか)党三重県議に対し大量の殺害予告のメールが届いていることについて、非常に卑劣な犯罪行為だと批判し、「ジェンダー平等を求め社会を変えようという動きに対し、身分を隠し卑劣な攻撃を行うことがこの間、さまざまに行われている。こうした攻撃を許さない社会をつくるため、市民のみなさんと連帯し力を合わせていきたい」と表明しました。

 吉田氏は3月25日、津市役所のトイレに生理用品が設置されていなかったことに触れ、「生理用ナプキンをどこでも置いてほしい」とX(旧ツイッター)に投稿。これに対し28~31日、8000件超の同氏への殺害予告が、同じメールアドレスから1分おきに議会事務局に送信されました。

 田村氏は、行政機関への生理用ナプキンの設置は政府も課題としていると指摘。吉田氏を応援する人たちにも脅迫メールが送られているほか、日本共産党の三重県委員会にも送られてきている大量の脅迫メールは病院や法律事務所などのメールアドレスを乗っ取って送りつけていることが判明したと説明し、「二重、三重の犯罪を行い脅迫しており、卑劣な脅迫でジェンダー平等政策を求める者を黙らせようとする許されない行為だ」と断じました。

 また、国際的にも議会でのジェンダー平等をすすめるうえで、女性やマイノリティーの議員への暴力的な行為を根絶することが課題になっていると指摘。声を上げる際に暴力や身の危険を感じる社会であってはならないとして、「ジェンダー平等を推進していく上でも克服されなければならない課題との認識で臨んでいきたい」と述べました。


2025年4月4日(金) しんぶん赤旗

 

 


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