日本共産党 田村智子
コラム

【08.11.12】「アリの目」と「巨人の目」を持って

緊急経済提言が発表されました

本日の「赤旗」に緊急経済提言が載りました。
近日発表と聞いていたので「待ってました!」の心境です。

株価が乱高下、異常な円高で輸出が縮小、生産調整を理由に大規模はリストラ…。
何が起きているのか、何が起きるのか、これからどうなるのか、
不安が日本中に充満しているような日々です。

異常事態は、投機に走ったほんの一握りの企業や投機集団がひきおこしたものなのに、
犠牲になるのは、投機とは無関係の圧倒的多数の労働者や庶民。
90年代のバブル崩壊を、一層深刻にしながら繰り返す、政治の無策に怒りがこみあげます。

日本共産党の緊急提言は、「とりあえずクーポン券をばらまこう」という国民を馬鹿にした政策とは対極にあります。
何が、経済の破綻の招いたのかを、くらしに即して、かつ、資本主義経済の暴走に切り込んで論じているのです。
日本共産党のHPに掲載されていますので、ぜひぜひご一読を!

私も経済の問題について話す機会が増えました。
学生のみなさんの集まりでは、「そもそも価値というのは、生産によって生み出されるもの」「株や証券の売り買いだけで利益を得るのは、生産・消費という土台からかけ離れている」等々、おおもとのことを話していますが、
経済学の学習の必要性を感じます。

働く人の現実、庶民のくらしの実態をしっかり見つめる「アリの目」とともに、
経済の動きを大きくとらえる「巨人の目」(そんな言葉はないですが)も持たなければ。

というわけで、最近、読んでいる本を2冊紹介します。
�”塲謀�三氏の『マルクスと「資本論」 再生産論と恐慌』
�⇔喞焼算瓩痢惷�奪の資本主義 戦後日本資本主義の軌跡』
どちらも新日本出版社の発行です。

なぜバブルと恐慌が繰り返されるのか、マルクスが『資本論』で執筆するはずだったテーマを膨大な資料から読み解く不破さんの本。
まさに今日的なテーマだ!!と、急に学習意欲がわいてきました。

林氏の著作も、オイルショックを自らつくりだして巨額の利益をえた大企業の実態、
アメリカ従属の経済政策が、90年代のバブルをつくり出し破綻させたことなど、
戦後の日本の経済と政治の問題点が大きく見えてきます。

学んでこそ、主権者として成長がある。
歴史に学び、事実に学び、政治がすすむべき方向を見据える、本当に今、この立場が大切になっていると実感しています。